【ベックマン・コールター主催】超遠心分析法（AUC）によるLNPの特性評価 無料Webセミナー

「脂質ナノ粒子（Lipid Nano Particle；LNP）」は生体内への薬剤の運搬の担い手として盛んに研究されており、近年では新型コロナウイルス感染症（COVID-19）用のワクチンに採用され、バイオ医薬品分野の新たなモダリティとして注目されています。

LNP製剤の開発が精力的におこなわれてきたことから、肝臓への組織向性、細胞特異性、不安定性、血中での滞留時間、製剤の不均一性をいった研究課題も見出されており、安全性の高いLNP製剤を製造するためには、精製したLNPの純度ならびに薬剤のロード量、粒径などの特性解析を行い、品質を評価することが必要となっています。

超遠心分析法（Analytical Ultracentrifugation；AUC）は、遠心力を利用し溶液中の粒子を沈降させ、その全体の挙動を独自の光学系にてスキャン測定することで、分子量・サイズ・相互作用などを解析する分析手法で、LNPの特性解析の重要項目となる、流体力学的半径、薬剤の充填度、不均一性評価が可能です。

本Webセミナーでは、密度マッチング超遠心法を用いた、LNPの沈降係数と拡散係数の分布及びRNAロード量の特性評価方法についてご紹介します。

LNPをテーマにした研究開発を行っている方で現在別の方法（例：動的光散乱法、ナノトラッキング法、クライオ透過型電子顕微鏡法やレーザーを使った方法等）をご利用中の方、また将来的に行う可能性のある方など、ぜひ本WebセミナーでAUCによるLNPの特性評価法をご検討ください。

本イベントは2023年12月にBeckman Coulter Inc.で開催されたWebセミナーを日本向けに配信いたします。言語は英語です。