長時間の室温・冷凍・冷蔵輸送が必要に!どうする?容器!
医薬品輸送だけでなくライフサイエンス研究の現場でも、長時間の室温・冷凍・冷蔵状態を、温度一定(定温)のまま送付したいシチュエーションが発生します。通常の発泡スチロールでは保冷剤の温度上昇、外気温の影響で、どうしても安定した温度を保つことが難しくなります。近場の輸送であれば簡単な発泡スチロール箱で済んでいたものが、難易度が急にアップします。
そのため様々な輸送容器(ボックス)がこれまでに開発されてきました。技術進歩により、断熱材などの性能が大幅に上がることで、従来よりも長時間の保温性能を持つ輸送容器が出てきています。
今回は、複数回の使用にも耐えられる定温輸送容器(ボックス)「Greenie MEDI」の、日本総代理店・株式会社バリアオール 代表取締役社長の石塚和男様に、「Greenie MEDI」の特長や、研究者の皆さまにおススメしたいポイントなどをお話頂きます。
石塚社長、よろしくお願いいたします。
笠原さん、こちらこそよろしくお願いいたします。
ここからは私も「石塚さん」、と呼ばせていただきますが、実は石塚さんと私、最初にJASISだったかの展示会でお会いしてから、もうかれこれ3年ほどになりますね。本当に不思議なご縁で、仲良くしていただきありがとうございます。
初めてお会いした時のことは私も覚えております。笠原さんのお人柄に惹かれて機会あるごとにご挨拶させて頂いてきました。今回こうして一緒にお仕事ができるご縁に感謝しております。
さて、製品のご紹介に入る前に、簡単に石塚さんご自身と貴社のご紹介をお願い致します。
はい、株式会社バリアオールの代表取締役を務めております石塚和男と申します。
国際物流での知識経験経験及び米国定温輸送容器メーカーでの知識経験を経て2023年1月に自身の会社を起こしました。「たいせつなもの、まもりたい。」をモットーに価格・性能・環境負荷のバランスが取れた医薬品向け温度管理輸送梱包材を製薬会社様、物流会社様にご提案させて頂いております。
また、文化保護事業として生漆生産への取り組みも行っております。
貴社のキャッチコピー「たいせつなもの、まもりたい。」は、石塚さんの「お客様に寄り添う姿勢」が感じられ、とてもインパクトがあり、感銘をうけました。
ありがとうございます。積載される製品の品質だけでなく、お金、環境など大切なもの全てを守りたいという想いから、このコンセプトの下、ご提案をさせて頂いております。
コロナワクチン輸送で大きな実績!「Greenie MEDI」
温度管理輸送での業界経験が長い石塚さんが、これまでの知識とご経験から、今回ご紹介する「Greenie MEDI」が大変優れた輸送容器と判断され、日本での総代理店として販売を開始されたと思うのですが、この「Greenie MEDI」、一番の大きな特長はどういったものでしょうか?
はい、まずGreenie MEDIは韓国S.LAB社の製品となります。設計開発の為に韓国民間では唯一となるISTA(※)認証の自社検証設備を備えており、信頼のおける性能であること。
それを裏付けるように、コロナ禍の韓国国内コロナワクチン輸送容器需要のほぼ全てはGreenie MEDIによって占められていました。
(※)ISTA:International Safe Transit Association/国際安全輸送協会
Greenie MEDIの圧倒的な性能が、韓国国内で大きく認められたことにより、コロナワクチン輸送で広く採用されていたのですね。
輸送容器ですと、まず多くの方からの質問として想定されるのが、温度保持の能力だと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
現在、温度保持時間は最低120時間をベンチマークとしており、性能面でグローバルブランドに見劣りしない性能を保有しています。
最低120時間は見られているとのことで、十分な性能ですね。
これほど長時間の温度保持ができる理由といいますか、どのような素材を組み合わせることで温度維持ができているのでしょうか?
質の良い真空断熱材(VIP)と熱吸収/放熱に優れた相変化物質(PCM)を組み合わせることで長時間の温度保持を可能にしています。
それから、送付する量は、お客様のタイミングや発送する物にもよると思うのですが、日本で購入可能な製品ラインアップはどれくらいあるのでしょうか?
数多いラインナップの中からどれであってもご購入可能ですが、現時点で冷蔵温度2℃~8℃は16種類、零下20℃帯は11種類、零下70℃が1種類となっており、さらなるラインナップが発売予定です。
対応温度帯と、多くの保持時間に対応したラインアップが充実していて、お客様の様々なご要望に対応できそうですね。
はい、日本の在庫が無くなっても韓国からのリードタイムは短いので、入手性が高いのもお客様に取って利便性が高いと思います。
300回の使用耐性を試験済み!「Greenie MEDI」
さて、冒頭で「複数回の使用にも耐えられる」と皆さまにはご案内していたのですが、何回程度の複数回使用を想定されてテストされているのでしょうか?
使用テストは300回以上繰り返し行いましたが、製品に問題ないことが確認できています。
300回ですか!どうしてもコストは重要視されますし、複数回の使用、テスト結果では300回もの再使用に耐える、というのは、使用者側としてはとてもありがたいですね。
ええ、長い製品寿命とトータルでの費用が抑えられる為「たいせつなもの」である利益を失わずに済み、環境負荷も抑えられます。
希望のサイズや時間もご相談を!カスタマイズも可能な「Greenie MEDI」
しかも、「Greenie MEDI」は、カスタムメイドにも対応しているとのこと。この業界ではおそらく珍しいと思うのですが、どのようなカスタマイズが可能なのでしょうか?
はい、お客様のニーズに応じてサイズ、保持時間のカスタマイズのご相談も可能です。
とてもフレキシブルに対応できますね。サイズ含め、どうしても既製品内で賄おうと考えてしまいがちですので…。
またコストの話に戻りますが、実際のところ、グローバルブランドと比較して、どうでしょうか?
韓国国内製造ですので、調達費およびリードタイムが抑えられ、グローバルブランドより比較的安価に且つ迅速にご提供できる強みがあります。
日本の「地の利」を十分に活かせそうですね。
購入はどのようにできるのでしょうか?
日本では弊社が総代理店となっておりますので、弊社までご連絡頂ければ日本円で日本渡しでのお見積りをさせて頂きます。テスト使用希望のお客様には無料で貸し出しも可能ですのでお気軽にご相談頂ければ幸甚です。
お試しいただくことで、性能を実感してもらえそうですね。
性能・価格、きっとご満足いただけます!定温輸送容器なら「Greenie MEDI」
性能もよく、価格も理想的な素晴らしい製品ということがわかりました。最後に、製品群を一覧で見られるような、貴社のカタログなどのPDFやページのリンクがあればおしえてください。
はい、弊社ウェブサイトからご覧頂くことが可能です。詳細はContactページからアクセス頂けましたらご案内させて頂きます。
株式会社バリアオール
石塚さん、本日はありがとうございました。最初にありました、貴社の生漆生産へのお取組みにつきましても、貴社のご活躍を大変期待しております。
笠原さん、こちらこそ本日はどうもありがとうございました。
会社情報
会社名 | 株式会社 バリアオール |
住所 | 〒250-0011 神奈川県小田原市栄町2-4-26 栄ビル4階 |
電話番号 | 050-5369-8735 |
お問い合わせフォーム | https://www.b-all.co.jp/contact/ |